本コンソーシアムは、政府が進めるIT総合戦略等においても打ち出されている、ICTを活用し た活力ある社会の実現を目指し、産官学が連携し、国際競争力を持つ技術、サービスのための 活動の枠組み・基盤の提供を、設立以来変わらない使命としています。我が国の高い潜在力を持つ 様々なステークホルダーを巻き込みながら、それぞれの責任を果たしつつ連携・協調し、All Japan として取り組むことが重要です。
篤農家は、長年の農業経験等に基づき蓄積されたノウハウ(暗黙知)を用いて、 作物の日々の状況を把握し、その時々に適切な農作業を実施しています。最新の ICT技術を活用し、このノウハウの短期間での継承を推進するのがAI農業です。 既に国内各地で取り組みが進められ、多くの成果が供出されています。
AI農業により短期間での継承が見こまれる「ノウハウ」は、第三者に流出したり、 不当に利用されたりしないよう、適切に保護された環境での利活用が望まれます。 アグリプラットフォームコンソーシアムは、農林水産省や内閣官房を始めとした 政府機関とも連携し、この「ノウハウ」の保護と利活用方策について議論をして参りました。
農業情報を活用するためには、農業に関する様々なデータはサービスが連携され るための農業ICTプラットフォームが必要です。こうしたプラットフォームが 存在することにより、より多くの農家が手軽に農業ICTを利活用する環境が整備され、 様々なデータの活用とデータを基にしたイノベーションが産まれ、農業の高付加価値化 が加速化する事が期待されます。