匠の技と知的財産

アグリプラットフォームコンソーシアムにおける主な活動

  1. 匠の技のノウハウの伝承
  2. 篤農家の匠の技のデータ化
  3. 知的財産の活用と保護
  4. 農業のサービス産業化
  5. 情報蓄積・活用を促す標準化とプラットフォーム構想

本コンソーシアムの取り組み

本コンソーシアムは、政府が進めるIT総合戦略等においても打ち出されている、ICTを活用し た活力ある社会の実現を目指し、産官学が連携し、国際競争力を持つ技術、サービスのための 活動の枠組み・基盤の提供を、設立以来変わらない使命としています。我が国の高い潜在力を持つ 様々なステークホルダーを巻き込みながら、それぞれの責任を果たしつつ連携・協調し、All Japan として取り組むことが重要です。

匠の技への着目

篤農家は、長年の農業経験等に基づき蓄積されたノウハウ(暗黙知)を用いて、 作物の日々の状況を把握し、その時々に適切な農作業を実施しています。最新の ICT技術を活用し、このノウハウの短期間での継承を推進するのがAI農業です。 既に国内各地で取り組みが進められ、多くの成果が供出されています。

匠の技の知的財産

AI農業により短期間での継承が見こまれる「ノウハウ」は、第三者に流出したり、 不当に利用されたりしないよう、適切に保護された環境での利活用が望まれます。 アグリプラットフォームコンソーシアムは、農林水産省や内閣官房を始めとした 政府機関とも連携し、この「ノウハウ」の保護と利活用方策について議論をして参りました。

農業プラットフォーム

農業情報を活用するためには、農業に関する様々なデータはサービスが連携され るための農業ICTプラットフォームが必要です。こうしたプラットフォームが 存在することにより、より多くの農家が手軽に農業ICTを利活用する環境が整備され、 様々なデータの活用とデータを基にしたイノベーションが産まれ、農業の高付加価値化 が加速化する事が期待されます。